「板倉造り」の家ができるまで⑤ 上棟~屋根
屋根を形づくると、いよいよ上棟。
屋根の最も高い位置に棟木(むなぎ、むねき)を取り付けます。
棟木を上げれば、家の骨組みはできあがりです。
■「板倉造り」の家の構造がよくわかる時期です
このころは、家の骨格は完成したものの、外壁材等で覆われていないため、「板倉造り」の家の板倉構造(落とし板壁構造)がよくわかります。
4寸(約12cm)角のヒノキ柱の溝に厚さ1寸(約3cm)のスギ厚板を次々と落とし込んでつくった板壁のどっしりとした様子や、木目の美しさにも目を引かれます。
■上棟式で無事を祈ります
上棟の日には、上棟式を行います。上棟式は、建て前、棟上げとも呼ばれます。
上棟式では、家の四方を清め、工事の無事を祈ります。
また、日本では昔から、建物の棟木を上げると、そこは人の住処になるという信仰がありました。そのため、上棟式には、新しく人の住処となった建物に災いが起こらないよう、祈る意味もあります。
■屋根に材木が取り付けられていきます
上棟後は、棟木から桁(けた)にかけて、垂木(たるき)を取り付ける作業などが進められます。桁(けた)は、柱の上に、棟木と平行に渡された部材です。
垂木には、壁と同じようにスギ厚板を取り付けていき、家全体をスギ板ですっぽりと覆うようにします。
続いて屋根工事等が進んでいくことになります。
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