第1回:お金の話① 子どもの教育資金
【子どもの教育資金はどのくらいみておけばいいの?】
春は卒業・入学のシーズン。大学進学で親元を離れるお子さんのいるご家庭では、子どもが巣立つ寂しさと同時に、これから始まる学費の支払いや仕送りに向けて、身の引き締まる思いをされているのではないでしょうか。
教育資金・住宅資金・老後資金は、人生の三大資金。なかでも教育資金は子どもの年齢によって必要な時期と費用があらかじめわかるので、比較的準備しておきやすい資金だといえます。「とはいっても、子どもが小さいうちは子育てに無我夢中で、大学を卒業するまでに費用がいくらかかるかなんて想像もつかないですよね・・・」というのは、ちょうど子育て真最中の当社のスタッフの声。
そこで、子育て世代の女性スタッフが、村木建築工房と日頃からお付き合いのあるファイナンシャルプランナーさんに、子どもの教育資金についてお話をうかがいました。
Q1:子どもの教育資金は、大学卒業までにどのくらいかかるのですか?
A:教育資金は、子どもを公立の学校に通わせるか、私立に通わせるかで大きく変わります。文部科学省の調査によると、幼稚園から高校の15年間にかかる教育費の合計は、すべて公立の場合だと約540万円、すべて私立の場合だと約1,770万円かかり、その差は1,230万円にもなります。もしお子さんを東京など県外の私立大学に通わせるとしたら、仕送りもプラスになるので、1,000万から1,500万程度は必要になるのではないでしょうか。
海外の大学に留学させたいという親御さんも多いですが、アメリカやオーストラリアへの留学は費用がかなりかかります。アメリカはピンキリですが、日本でも知られているような有名大学は年間400万程度かかります。
Q2:では、教育資金はどのような形で準備しておけばいいですか?
A:資金の準備の仕方は人によって様々です。貯蓄としてきっちり子どものために準備しておきたいという人は、学資保険や終身保険に入る場合が多いですし、普通に貯蓄をしている人もいます。あとは、親としてどこまでのことをやってあげるかによりますね。
浜松にはあまり大学がないので、たとえば東京の大学に入学するとなると、毎月の仕送りが10万円だとしたら、仕送りだけで10万円×12か月×4年。つまり480万円かかるわけですから、学費と合わせると国立でも私立でも結構な額になります。
さらに、大学院へ進学したり、留学したりということになるともっと費用がかかりますよね。それらをすべて親が工面しようと考えると、かなり厳しいと思います。ですから、奨学金を借りるとか、自分の生活費くらいはバイトして稼いでもらうというように、子どもと入学前にしっかり話し合いをして決めておくことをおすすめします。
【女性スタッフの声】なるほど、参考になりました!ファイナンシャルプランナーさんから直接色々お話をうかがうと、さすがにわかりやすくて説得力がありますね。次回は「実際にお金をどうやって貯めるのが効果的?」また「子どもの保険は必要?」といったお話をうかがう予定です。お楽しみに!
※メイン写真はイメージです
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