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2019.04.04 ブログ

【地震に強い家を創る:その1】補強金物

3月、4月は春爛漫で新生活に期待が膨らむ季節ではありますが、東日本大震災や熊本地震など、大地震の恐ろしさを思い起こさせる時期でもあります。そこで今回は、当社の地震対策についてお話しします。

村木建築工房では、スウェーデン式サウンディング法による正確な「地盤調査」を実施の上で、構造材すべての耐久性に配慮し、耐震等級3の性能を確保しています。また、全棟構造計算を実施し、その強度を確実なものとしています。
さらに熊本地震が起こって以来、「耐震性」だけでなく「制震性」の必要性についても注目が高まっています。「制震」とは、建物内に制震装置を設置して地震エネルギーを吸収し、揺れを低減することです。大地震に限らず、その前後に起こる繰り返しの地震に対しても効果を発揮します。

そこで当社では、ある2つの設備によって制震性能を強化しています。今回はその1つ、木造筋交い補強金物・ブレスターZについてご紹介します。
「ブレスターZ」…なんだか正義の味方のような名前ですが、この金物、名前に負けず本当に頼りがいのある製品なんです!
「ブレスターZ」は、特殊なスリット形状の筋交い用の接合金物。木製筋交いに金属の粘り強さをプラスして、震度5以下の繰り返しの揺れに強い効力を発揮します。その強さは、従来の接合金物との比較実験で確認できます!まずは下記の振動実験の動画をぜひご覧ください。

また、次の動画は、従来の筋かい金物とブレスターZ600を比較した「面内せん断試験」という実験です。
従来の金物は早々と筋かいが割れ、最後にはビスが完全に引抜けてしまいますが、ブレスターZ600は金物が変形することで、筋交いの損傷やビスの引き抜けを抑制していることがわかります。


村木建築工房の家は、すべての筋交いにブレスターZを取り付け、震度5以下の繰り返しの揺れに十分耐えられる家を造っています。大地震の後には余震が繰り返し起こり、揺れのエネルギーが積み重なって建物が全半壊する例も多くあります。ブレスターZを採用することで、まずはその不安を解消し、繰り返しの地震が起きても万全な家を実現します。
では、震度5以上の繰り返しの地震については、どのような制振対策をとるべきでしょうか。

次回詳しくご説明します。

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