CASE
フラットで開放感のある平屋の住まいは、構造的にもコンパクトで暮らしやすくなっています。何より地震などの自然災害に強く、メンテナンスもしやすいこともメリットです。今回の施工事例は「板倉造り」の平屋の家で、2018年に建てさせていただいたお施主様のご両親からの依頼でした。
通常の木造住宅よりも3倍もの量の無垢材を使用する「板倉造り」なので、木の特性が最大限に活かされ、断熱性、耐久性、耐震性、防音性、そして調湿性に優れた住まいになっています。
メインの床材にはサクラの無垢材を使用。板倉造りならではの杉板張りの壁を室内のアクセントに活かし、木の風合いが心地よい住まいを実現しました。リビングの壁面には収納を設け、お部屋をスッキリ・きれいにキープ。
ダイニングキッチンとリビングは分けています。ダイニングキッチンと寝室を結ぶ廊下の幅を広くして、その動線上に浴室・洗面・トイレを配置。生活動線が便利なうえに、万が一、将来的に車イスを使うことがあっても移動がラクにできます。
寝室の床には杉材を使用。柔らかで温かみのある杉は足触りが心地よく、調湿性が高いので夏もサラサラとして快適です
造作の玄関収納の天板は、一枚板の無垢材を使用。美しい木目や温かみのある質感が家族の心を和ませます。
和室は仏間や床の間の他に、押入れを3つ設置しています。
小屋裏収納はなんと約18畳もの広さ…!かさばる荷物や季節物をたっぷりしまえてうれしいですね。小屋裏収納以外にも適量・適所の収納を設けてあるので荷物もたっぷりしまえます。
ウォークインクローゼット内部は床・壁・天井が全面杉の無垢板張り。湿気を吸収し、大切な衣類などを守ります
読書や書き物などができる簡易書斎スペース。
耐震性・断熱性・居住性に優れた老後も安心の設計。夫婦であたたかな日差しの中、ゆったりと暮らせる木の住まいに仕上がりました。