杉の浮造り
6月になりました!
道端に咲くあじさいの鮮やかな青や紫が、目にとまります。
植物は確実に季節の便りを届けています。
さて、この移ろいゆく季節の中で、木たちは、
しっかりと成長をしていることをご存知でしょうか?
今回は、木の成長度合いを利用した、杉の浮造りという工法をご紹介しますね!
木の成長は、四季の寒暖差によって変わります。
これに伴って、色の濃い、淡いという違いが生まれます。
色の違う円が何重にもなっている、切り株は、木の成長過程によって、
あの模様になっていたんですね!
切り株の色の淡いところは、春から夏の間に成長した部分で、”春目”と呼ばれます。
色の濃いところは、晩夏から秋にかけて成長した部分で、”秋目”と呼ばれます。
春目は、柔らかく、秋目は、堅いという特長があります。
浮造りというのは、柔らかい春目の表面に磨きをかけて、堅い秋目を
浮きだたせるように作り上げる工法です。
堅い秋目が表面に少しでるので、木の表面を強くでき、傷を作りにくくするというメリットがあります!
また、でこぼことした凹凸が足裏に程よい刺激をあたえ、足腰に優しい素材です!
上の写真は、弊社で施工を行ったA邸のダイニングの写真です。
床が杉の浮造りとなっています。
見た目もナチュラルで温かみのある雰囲気を演出してくれますね!
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