SDGsへの取り組み

環境・社会への4つの取り組み

よりよい
社会環境を
目指して

持続可能な社会は、地域に生きる私たち全員で実現していくものです。
人々の暮らしに密接に関わる我々のような「地域工務店」は
その実現に積極的に取り組むべきだと考えています。

1 住まい手の健康と福祉

この社会において、人々の暮らしにもっとも影響を与える仕事のひとつが
「住まいづくり」です。

家のあり方ひとつで、住まい手の生活の質は一変します。

自然素材を使用した健康住宅

かつて、1990年代の後半から、新建材が発するホルムアルデヒドと住宅の換気不足が相まって、大きな社会問題となったのが「シックハウス症候群」。 接着剤や塗料などから揮発した化学物質が室内に蔓延し、頭痛やめまい、咳などといった症状を訴える人が続出しました。
法律の改正により住宅建材も規制がなされ、不調を訴える方も少なくなりましたが、それでも日本の住宅建材はまだまだ化学物質が多用されています。

村木建築工房は、人肌に触れる部分はもちろん、目に見えない建材に至るまで自然素材を多用し、室内の空気の質にもこだわった健康住宅を建て続けています。

リスクを軽減する温度のバリアフリー

夏は熱く、冬が寒いと言われる日本の住宅。村木建築工房では、そんな環 境を改善すべく地域トップクラスの断熱性能(断熱等級6〜7)での家づくり を行っています。
特に冬場における住宅内部の寒さは、住まい手の健康に大きな悪影響を及 ぼします。研究機関や国が行っている各種調査でも、室温と健康の関係が 明らかになってきています。

私たちが快適な温度や湿度を保つ家づくりを行うのは、マイホームで長く健 やかに暮らしてほしいと考えているからなのです。

引用:https://www.mlit.go.jp/shoene-jutaku/health-effects/index.html

ライフスタイルの変化を見据えた計画

今や人生百年と言われる時代。住まい手の暮らしかたも、時と共に変化して いくのは当然です。
子どもが大きくなったり、 巣立ってからのことも考えておくべきなのはもちろ んですが、夫婦が年老いて身体が不自由になった時のためのバリアフリー 性。他にも、老後に愛犬や愛猫と共に暮らす、といったことも想定しておきた いところ。
また、自分が亡くなった後、家族に相続する時のことまで視野に入れておく と、お子さまや親族にとっても安心です。自分たちが使うだけでなく、その先 の誰かのためにも、家づくりを行うと、結果的に中古住宅市場で流通しやす くなったり、あなたにも地域の人にもメリットが生まれます。
村木建築工房では、お客さまと一緒にそのような家づくりを行うことを心が けています。

2 山とまちを守る地産地消

日本の国内で建てられている新築住宅の約80%は木造建築。
森林大国とも呼ばれる日本において、木材は身近な建築材料なのです。
しかし、近年大きな問題となっているのが森林の管理不全。
日常生活で、山について考えることはほとんどないかもしれません。
しかし、山々の状態は私たちの暮らしと密接に関係しています。
山林の資源を扱う工務店だからこそできることがある。
私たちはそう考えています。

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地域の林業を支える

村木建築工房が使うのは、地域材である「天竜美林」。吉野の杉、尾鷲のひ のきと並び、日本の三大人工美林に数えられている良質な木材です。
戦後の住宅難を受けて、日本では杉を中心とした針葉樹が大量に山に植林 されました。
しかし、安価な外国産木材に押されて、日本の木材が使われなくなり、それ らの森林は放置。山は荒れていきました。
少子高齢化も相まって、林業を担う人材不足も深刻化。地域の林業を活性 化させるべく、地域材利用を行い、住まい手や子育て世代をお連れしての 「伐採ツアー」も定期的に企画しています。

引用:https://www.rinya.maff.go.jp/j/routai/doukou/index.html

人々の暮らしと環境を守る

山々の荒廃は、私たちの暮らしにさまざまな悪影響を及ぼします。適切に間 伐されない山林は、細い木々が密集し過ぎて大雨の時に土砂災害を引き 起こす原因にもなっています。
それによって命を落としてしまう人々もいます。
また、山に息づいていた多くの動植物は、今や姿を消しています。
山と海は密接に繋がっていますから、河川を通じて海に流れていた山の栄 養分や有機物も減少しているでしょう。山が豊かであればこそ、海の生態系 も豊かでいられるのです。国土を海で囲まれ、漁業資源の恩恵を受けてき た私たち日本人にとって、海の荒廃も看過できるものではありません。

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ウッドマイルズを意識したCO2削減

地域の木材を使うことは、世界的な課題である地球温暖化対策にも貢献し ます。木材は、鉄や石油製品といった他の建材に比べると製造時のエネル ギーが少なく、環境負荷が小さい材料です。
しかし、いくら安いからといって外国産材を選んでしまうと、その輸送には多 大な燃料が消費されます。
これではエコでもありませんし、結果的に環境負荷は増大してしまいます。 「木材輸送量×輸送距離」で算出するウッドマイレージを低い水準で保つた め、村木建築工房では地域材活用を行います。

引用:https://shinrin-ringyou.com/topics/wood_mileage.php

3 長持ちする住宅と省エネルギー

戦後、日本の住宅業界は、スクラップ&ビルドを是としてきました。
数千万円ものお金をかけて建てた家なのに、20〜30年程度で取り壊し、建て替えるのが常識だったのです。
そのようにエネルギーとお金を浪費する家づくりは、もはや行うべきではありません。
村木建築工房は、長期にわたって住み続けられる家づくりを行い、住まい手にとっても、社会にとっても、負荷の少ない選択肢を推し進めています。

石油製品を極力使わないエコ

私たちが自然に還る素材を多用するのは、住まい手の健康への配慮だけで はありません。自然素材の建材は多くの場合、製造時に使うエネルギーが 少ないもの。なるべく環境負荷を抑えるための工夫でもあるのです。

また、無垢材や漆喰のような自然素材は、耐久性も高く、メンテナンス性に も優れています。残存する築200〜300年の寺社仏閣や城砦を見れば一目 瞭然ですが、建物を長く使うことを考えれば、自然のものを使用するのが最 も賢い選択だと言えるのです。

高断熱高気密で省エネルギー

村木建築工房が家づくりにおいて推奨している断熱性は、断熱等級6(HE AT20 G2グレード)以上。海外の先進国に遅れを取っていた日本が2022 年に新設した、これからの高性能住宅のスタンダードとなる基準です。

住まい手の快適性にも貢献し、かつ暖冷房にかかる費用を抑えるためには、 このレベルの断熱性能が必須です。そしてまた、暖冷房費の抑制は、住まい 手の家計に貢献するばかりでなく、限りあるエネルギーを大切に使うための 第一歩。
太陽光発電なども併用し、ゼロエネルギー住宅の普及を推進しています。

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住まいの寿命を左右する結露対策

浜松市をはじめとした東海沿岸部では、真夏の高温多湿な気候に特に注意 が必要です。中途半端な断熱設計と気密施工を行うと、湿気を含んだ暖か い空気と、空調で冷やされた空気が壁内でぶつかり、結露を引き起こす可 能性が高まります。

壁内結露は構造躯体の腐朽やシロアリ被害に直結するほどリスクのある現 象ですから、厳密に対策しなければなりません。 村木建築工房は、透湿性のある断熱材を採用するなどして、結露対策も徹 底しています。

建物の資産価値と空き家防止

今、日本で大きな社会問題と化している「空き家」。この原因は、耐久性が低 く、資産価値を保てない家づくりが蔓延してしまったことによります。
状態のよい中古住宅があればそれを購入できるのに、状態の悪い建物ばかりが地域にあるがゆえに、みんなが新築を建てなければいけない世の中になってしまいました。
村木建築工房が建てているのは、100年の耐久性を持ち、長く使える住まい。 将来的にも活用でき、中古住宅として販売する際にも価値が残りやすい仕 様を採用している他、中古住宅のリノベーションにも積極的に取り組んでい ます。
耐久性の高い建物が増えれば、人々も定着しやすくなっていくもの。 これは、空き家対策と同時に、まちの持続可能性を高めることにも繋がっているのです。

4 働く人の幸せも考える

超高齢化社会の日本において、特に担い手不足が顕著なのが、私たちが事業を営んでいる建築業界。平成期には、きつい・汚い・危険の頭文字を取って「3K」と呼ばれ敬遠されていました。
一方で、人々の暮らしに直結し、まちに大きな影響を与える仕事として、面白さやダイナミックさを感じられるのも建築業界。
村木建築工房では、家づくりに携わる人々の仕事環境の改善に地域工務店として率先して取り組んでいます。

職人や林業従事者の支援

家づくりには、多くの人々が関わります。山林を守る山主さんや、原木を木材 に加工してくれる製材所、現場で家づくりを行う多種多様な職人さん。 将来的に人手不足になることが分かっているからこそ、今、支える必要がある と考えています。
学生や若手に向けた大工育成PROJECTの他、山林に生活者をお連れする 伐採ツアー、教育機関やメディアとも連携し、担い手を育てる活動を行ってい ます。

若者や女性でも参画しやすい職場環境

村木建築工房では、設計者を含め、スタッフの約半数が女性。職場も性能向 上リノベーションを行うことで、誰もが健やかに働けるよう環境を整えていま す。
以前は男性の仕事というイメージが強かった建築業界ですが、もうそのよう な考え方ではいけません。若者でも女性でも、誰もが活躍できるフラットな職 場環境が建築業界にも求められています。

村木建築工房が力を入れているSDGs

当社が特に力をいれている、次世代へつなぐ取り組み

大工育成

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