二重構造のタンブラーが”汗をかかない”のは、なぜ?
冷たい飲み物を金属製のタンブラー2つに注ぎ、ちょっと待ってみます。
■片方のタンブラーには水滴がびっしり
しばらくすると、一方のタンブラーの外側には水滴がびっしり。
でも、もう片方のタンブラーには、特に変わったところは見当たりません。
■二重構造のタンブラーは結露しにくい
これは、一方のタンブラーは一重構造、もう片方は二重構造になっているから。
一重のタンブラーは、飲み物の冷たさがタンブラー外側まで伝わり、表面が冷たくなります。
冷たい表面に触れた空気は温度が下がり、水蒸気が凝結して水滴になります。結露です。
二重のタンブラーは、冷たい飲み物に触れている部分と、タンブラー外側の部分との間に空間があり、空気が入っています。(真空になっている製品もあります)
空気は、他の多くの物質よりも熱を伝えにくいため、タンブラー外側の表面はなかなか冷たくなりません。
熱い飲み物を入れたときも同じ。タンブラー外側が熱くなりにくいため、手で持つことができます。
■「板倉造り」の断熱性が高いのも…
二重構造のタンブラーが結露しにくいのは、空気が熱を伝えにくいから、つまり空気の熱伝導率が低いからでした。
これは、「板倉造り」の家が、室内の涼しさを大切にキープできる理由と同じです。
「板倉造り」はふんだんに使った木の板で、家をすっぽりと覆ったような構造。
この木を電子顕微鏡で見ると、空気をたっぷりと含んでいることがわかります。
そのため、「板倉造り」の家は、二重構造のタンブラーのように、家の中から外へ、また外から中へ熱が伝わりにくいというわけです。
☆板倉造りの家
http://www.muraki-k.jp/index/concept/itakura.html
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