古い建具や古民具をアレンジして家づくりに!
今月は、9月に完成した浜松市東区中郡町の完成現場「古民家調の木楽の家」について連載でお伝えしています。今回は、このお宅で意匠的に使われている古い建具や古民具のリメイクについてお話しします。
中郡町の完成現場では、外観にも、そしてもちろん内観にも、お施主様が収集した古い蔵戸や障子戸といった建具類をはじめ、ステンドガラスや石、石臼、釘隠しなど、さまざまな古民具をインテリアのアクセントとしてふんだんに活かしています。
古い建具の中には、実際に玄関の戸や室内の引き戸に再利用しているものもありますが、古い建具を再利用するのは容易なことではありません。
昔の建具は現代の建具よりもひと回りサイズが小さく、仕様も異なります。そのため、建具に補強を加えたり、建具に合わせて規格外の敷居を製作したりと、見えない箇所まで細かい修繕や加工が施されています。
昔の建具の中には、千本格子や組み小細工など、名工が精緻な細工を施した工芸品的な価値のあるものが存在します。お施主様もそういった建具を数多くお持ちでしたので、それらを漆喰塗りの壁にはめ込み、室内の意匠として活かすように工夫しました。
また、表面に美しい彫りが施された建具は、リビングの掘り炬燵用のテーブルにリメイクし、LDKのアクセントとして役立っています。
そのほか、鉄砲の筒を個室の目隠し用の柵として用いたり、ステンドグラスを部屋のアクセントに用いたりと、古い民具や建具にアイデアをプラスして室内のインテリアに活かしました。
こうした古材の1点1点から日本建築の歴史や匠の伝統技を汲みとることができるだけでなく、古材がもたらす懐かしさや味わい深さが、室内の雰囲気を引き立ててくれます。
この完成現場は、10月いっぱいまでご見学が可能です!
見学をご希望の場合は、お電話またはHPのお問い合わせフォームでお申し込みください。当日はスタッフがご案内をさせていただきます。
■お電話でのお問い合わせ TEL053-431-3480(営業時間9:00 – 19:00)
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