第3回:お金の話「老後の資金」②
【老後の資金をかしこく貯める方法とは?】
老後の資金は誰もがいつかは必ず必要となるお金です。「もっと早めに貯めておけばよかった」と後悔しないためにも、早いうちから備えておく必要があります。しかも、これからはただお金を貯めればいいのではなく、上手に資金を増やす工夫も必要です。そこで前回に引き続き、ファイナンシャルプランナーさんに、かしこい老後資金の貯め方をうかがいました。
Q1:老後資金をお得に貯められる方法はありますか?
前回もお伝えしたとおり、老後の資金を貯める方法として、私は現在「変額個人年金」を利用していますが、そのほかにも「iDeCo(イデコ)」という年金があります。
まず、それぞれについて簡単にご説明します。
■変額個人年金とは・・・
保険会社の運用成績によって、将来もらえる年金が増えたり減ったりする投資型の年金保険です。死亡保障がほとんどないので、保険料が投資運用に多く回るため、投資効率が良いのが特徴です。
さらに、年齢や投資期間などの制約が少ないので何歳からでも簡単に申し込んで始めることができます。また、掛け金の上限もありません。
ただし、ライフプランや保険、資産運用に関わる知識が必要なので、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談の上で利用を検討しましょう。
■iDeCo(イデコ)とは・・・
「個人型確定拠出年金」の愛称で、老後資金を自分で作るためのおトクな制度のことです。60歳までの間に毎月一定の金額を掛けて、その掛け金をもとに投資信託や定期預金、保険などの金融商品を選んで運用し、60歳以降に運用した資産を受け取れます。
ただし、毎月積立てできる掛金の上限が、自営業、公務員や専業主婦、会社員など、職業によって決まっていて、口座にあるお金は原則的に60歳まで引き出せないといった制約があります。
その代わり、掛金が所得控除の対象となり、積立てたお金を受取る際にも控除の対象となります。
Q1:両方を比較してみて、どちらがオトクですか?
一概にどちらがオトクかとはいえませんが、iDeCo(イデコ)には積立金の上限があり、60歳にならないと使えないのに対して、変額個人年金はiDeCoのように掛金の上限が定められていなくて、一定の範囲内であれば積立ているお金を途中で引き出すことも可能です。
私はリーマン・ショックの前に変額個人年金を始めたのですが、おかげさまですごく増えましたね。株価が下がった時期というのは、実は貯めどきなんです。買う時に低くて、もらう時に高くなっていれば良い訳ですから。
ただし、どちらも気をつけなければいけないのは、老後にさしかかった時期に株価が下がるパターンです。私が変額個人年金を利用している理由は、株価が下がった時にパソコン上で簡単に預金をスイッチングできるからです。貯まったものをすぐにお金に変えられるのが変額個人年金の大きなメリットだと思いますね。
【女性スタッフの声】
なるほど、老後の資金を貯めるには、いろいろな方法があるんですね! 貯蓄の負担を減らすためにも、「変額個人年金」や「iDeCo(イデコ)」といった個人年金を上手に利用できるといいですね。でも、「投資」となると何となく心持たないので、実際にやるときにはぜひファイナンシャルプランナーさんに相談したいと思います。
さて、次回からは家づくりの話題をお伝えします。村木建築工房では、近々、平屋の完成現場見学会を予定しています。平屋は最近、幅広い世代に人気です。そこで、当社の平屋の施工事例や、平屋の家づくりのポイントを連載でお伝えします。お楽しみに!
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