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住まいを新築、またはリノベーションするなら、その内装に合わせて家具にもこだわりたいもの。このページでは、オーダーメイドの「造作家具」について、その定義やメリットを詳しくご紹介します!
※ 私たち村木建築工房は2024年、新たに造作家具の展示販売を主とする事業をスタートしています。こちらのページもぜひご覧ください!
https://muraki-k.jp/furniture/
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造作家具とは?
造作家具というのは、大工や職人の手によって生み出される「その住まい専用」のオーダーメイド家具のこと。
本来、造作家具とは壁や床などに直接取り付けられる固定型の棚やカウンターなどを指していましたが、最近ではソファやダイニングテーブルなどのインテリア家具も造作家具という認識が一般的になりつつあります。
造作家具の3つのメリット
1.寸法や材質、形状などの自由度が高い
間取りやデザインによって、その部屋に合う家具は千差万別。既製品の家具も世の中にはたくさんありますが、マイホームにピッタリ合う家具を探すのは大変です。
おおよそサイズが合っていても壁との隙間が気になったり、お気に入りの家具を見つけても、床や壁の色味と合わなかったり…。
造作家具であれば、ほとんどの部分を指定可能。あなたのイメージに合わせた家具が実現できるはずです。
結果的に、内装全体の統一感も出ますし、無駄なスペースも生まれにくいため、掃除もラクに。総じて、暮らしのストレスを軽減してくれますよ!
2.自然素材だから安心して使える
私たちのように、無垢の木材を扱う工務店では、造作家具も当然、天然素材を使ってつくります。
特に飲食で使われるテーブルは特に気を使いますが、家具というのは、住人が毎日のように触るもの。なるべく身体に悪影響を及ぼさない材料を使いたいものですよね。
また、お子さまが小さいうちは、自然のものに手を触れてもらうのは、情操教育上もよいと言われていますから、子育て世代の方にもぜひ使っていただきたいところです。
3.倒れづらいため地震対策に
書棚や食器棚のように背の高い家具は、地震の際に倒壊してくる危険性があります。造作家具の場合、棚は壁や床、天井と固定して、建築工事の際に造り付けることがほとんど。
大きな揺れがあっても、倒れたり、床を滑ってくる可能性は限りなく低いと言えるでしょう。
特に静岡県や東海地方においては、地震の備えとして、造作家具を選ぶメリットは大きいと私たちは考えています。
造作家具ではできないこと
造作家具はメリットも大きく、万人におすすめできるものですが「なんでもできる」というわけではありません。
以下に述べるポイントはあらかじめ理解しておきましょう。
椅子(チェア)等の製作
スツールや、シンプルなかたちの椅子、造り付けのソファならば、大工職人の手でつくることは可能です。
しかし、複雑な構造をした「チェア」や「ソファ」は、どちらかといえば専門の家具職人の手でつくられるべきもの。
頻繁に動かすため、なるべく細く、軽いものが求められますが、一方で人間の全体重を預けるわけですから、しっかり強度も保たなければなりません。
餅は餅屋、と言いますが、椅子やソファは特にその要素が強いものなのです。
「見て選ぶ」こと
造作家具は、その住まい、その空間に合わせた一点もの。
既製品の家具のように、商品を見て選ぶことは、基本的にはできません。マイホームに合うかどうかは、出来上がりを見てみるまで実際には分からないのです。
とはいえ、それでは頼むのは不安になってしまいますよね? 私たちは、そんな不安を解消すべく、多種多様な造作家具を見学いただけるショールームを設けています。
実際に、見て、触れて、ご自分がつくりたい家具のイメージを膨らませていただけたらと思っています。
▼村木建築工房の造作家具
https://muraki-k.jp/furniture/
造作家具事業を始めたわけ
私たち村木建築工房が造作家具の展示販売を始めたのは、住まい手のためばかりではありません。
天竜材をもっと流通させたい
2020年以降のコロナ禍では、木材の流通量が激減しました。マイホーム需要が増え、外国産材の輸入量不足などもありましたから、一時的に国産材の利用量も増えたものの、天竜材を始めとした国産材は以前として苦境に喘いでいます。
造作家具で使われるのは、当然、多くが木材。天竜材を使った家具を生み出すことで、天竜材に触れる方を増やし、天竜材を、より多くの方に選ばれるようにしていきたいと考えています。
それがひいては、天竜材を供給する林業従事者の支援にもつながると考えています。
▼天竜材の話(家づくりへのこだわり)
https://muraki-k.jp/building/
大工職人を育てたい
前述した通り、造作家具はその住まいを建てる大工職人が、建築工事の一環でつくってくれるもの。
しかし現在、大工職人は徐々にその姿を消しています。
家づくりに携わる職人は特に高齢化が激しく、20代・30代の若手の大工は各地で数えるほどしかおりません。
職人を生み出し、育てていくためには、その職人たちのために仕事をつくらなければなりません。
村木建築工房は、地域の工務店として、大工職人の需要を生み出すための仕事にも着手し始めました。
▼大工育成の話
https://muraki-k.jp/development/training/
造作家具を実際に見てみよう
造作家具は、さまざまなメリットや意義のあるもの。ぜひあなたにもご検討いただきたいと思っています。
村木建築工房のリノベーションモデルハウスでは、多数の造作家具を展示販売していますから、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
▼平屋リノベーションモデルハウス
https://muraki-k.jp/remodeling/
お会いできるのを楽しみにしています。
村木建築工房 代表
村木 幹直
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