昔の家に使われていた柱や梁は、今ではなかなか手に入らない上質で肉厚な国産材がほとんどです。建物の解体時に廃棄されてしまうのが通常ですので、まだ使える古材を手に入れることは稀。今回はそんな古材をリユース（再利用）して新築住宅に用いた現場をご紹介します。

今回の完成見学会でお披露目するお宅は、築90年の古民家の梁や柱、天井板、建具などをリユースした平屋の二世帯住宅です。野物のマツの梁や大黒柱、建具など、古材が醸す風格と経年美に包まれた他ではなかなか出会うことのできない希少な住まいです。

• 日時①：【事前予約制】9月2日(土)～7日(木)　①10：00～ /②11：30～ /③13：00～/④14：30～ /
• 日時②：【一般公開】9月8日(金)～10日(日)　10：00～16：00（予約不要）
• 場所：浜松市浜北区上善地
• ※ご希望の方はご都合の良い日程とお時間をお伝えください。
• ※お電話(053-431-3480)または、以下のボタンのお問合せフォームからご連絡ください。

築90年の古民家の古材を使用した平屋

今回の完成見学会でお披露目するお宅は、築90年の古民家の梁や柱、天井板、建具などをリユースした平屋の二世帯住宅です。野物のマツの梁や大黒柱、建具など、古材が醸す風格と経年美に包まれた他ではなかなか出会うことのできない希少な住まいです。

今回の見学会では、次の3つのポイントをチェック！

• 築90年の旧宅の古材を再利用した平屋の二世帯住宅
• 勾配天井が開放的な和モダンな居住スペース
• しっとりと落ち着いた古材の風合いを生かした居住スペース

視界に収まりきれないほど幅広い外観は、数寄屋風の深い軒と軒柱が安定感と情緒を感じさせます。建物の中央の玄関を中心に、東側に１世帯・西側に１世帯と居住スペースを分けて配置。玄関以外は完全分離型の二世帯住宅で、それぞれの生活スタイルに合わせて暮らしやすい間取りをプランしました。

築90年の旧宅の面影を新居に投影するために、解体前に旧宅の梁や柱、天井板、建具などの痛み具合をチェックし、使える古材を選定。古材をきれいにし、新居の図面に合わせて加工を施して再利用しました。

古民家で使われている木材は、まだ人工乾燥の設備が無い時代のものなので、もちろんすべてが天然乾燥材。さらに、木材として住宅に用いられてからも時間をかけて自然に乾燥が進み、それと同時に強度も増しています。古材の存在感は本当に素晴らしいですね。

…このように素材は十分な魅力がありますので、デザインについても世帯ごとに異なる特長的な居住空間を設計しました。まずは家族がにぎやかな世帯についてみてみましょう。

にぎやかな家族が住まう居住スペースは、勾配天井のLDKを南側に設け、その北側にプライベートルームを配置。家族がいつでもLDKで顔を合わせ、コミュニケーションが自然と取れる間取りをデザインしました。家事を効率よくこなすための工夫も随所に活かされています。

少し見づらいですが、リビングスペースは畳敷きにして、ゆったり寛げる空間を確保しています。キッチンからはダイニングやリビング、玄関ホールまで見渡せます。エアコンは造作のテレビボードの上部の格子の奥に隠されています。窓外の広い軒下にはウッドデッキを設置。家族がゆったりできる場所はいくつか設けられています。

次にしっとりとしたLDKのご紹介です。

もうひとつの居住スペースは南北にやや奥行きを持たせ、長きに渡り慣れ親しんだ旧宅の動線や使い勝手を踏襲した間取りが特徴です。プライベートルームとトイレとの距離感や、行き来がしやすい生活動線にも配慮し、これからの暮らしを考えた間取りが生活の質を高めてくれます。

6畳の和室には雪見障子と広縁を設け、旅館の一室のように心安らぐ空間になっています。

懐かしい古材に囲まれた暮らしやすさ

古材を新築住宅の部材として生かすのは、木の専門家である村木建築工房ならでは。懐かしい古材を新しい建築方法で組み上げることで、高性能を担保した過ごしやすい住まいに仕上がりました。

高気密・高断熱の高性能と古材の重厚感を、ぜひ会場に体感しに来てください。

スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております！

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• 日時①：【事前予約制】9月2日(土)～7日(木)　①10：00～ /②11：30～ /③13：00～/④14：30～ /
• 日時②：【一般公開】9月8日(金)～10日(日)　10：00～16：00（予約不要）
• 場所：浜松市浜北区上善地
• ※ご希望の方はご都合の良い日程とお時間をお伝えください。
• ※お電話(053-431-3480)または、以下のボタンのお問合せフォームからご連絡ください。