【古民家再生】自社大工の手仕事。村木建築工房が職人育成にこだわる理由
「日本の美しい木造建築の技術を、未来へ繋いでいくこと」
私たち村木建築工房が、家づくりと同じくらい大切にしていることがあります。それが、「自社大工の育成」です。
現在、日本の建築業界では大工職人の高齢化と減少が深刻な課題となっています。多くの住宅が工場で組み立てるプレカット主流になる中で、なぜ私たちはあえて「自社大工の手仕事」にこだわり、職人を育てることに力を注いでいるのか。
今回は、私たちの家づくりの根幹にある「職人育成への想い」をお届けします。

「手刻み」ができる本物の技術を絶やさない
現代の家づくりの多くは、あらかじめ工場で機械カットされた木材を現場で組み立てる工法が一般的です。効率的である一方、職人が木材の性質を見極め、自らの手で加工する機会は急激に失われています。
しかし、私たちが手掛ける注文住宅や古民家再生では、機械だけでは決して代えられない「職人の目と技」が必要不可欠です。
木には一本一本、育った環境による「クセ」や「ねじれ」があります。 「この木はどちらに曲がろうとしているか」「どの組み合わせなら何十年と強さを保てるか」――。それを見極め、カンナやノミを振るって墨付け・手刻みを行う技術は、一朝一夕で身に付くものではありません。
こうした伝統的な手仕事の技術を絶やさず、磨き続けることこそが、本当に永く安心して暮らせる頑強な住まいを創る唯一の方法だと私たちは確信しています。

先輩から後輩へ、現場で受け継がれる「バトン」
村木建築工房の現場では、日々、ベテランから若手へと技術のバトンが手渡されています。
図面や教科書を読むだけでは分からない、微妙な木肌の感覚、道具の手入れの仕方、そして施主様の大切なお住まいをお預かりするという「職人としての心構え」。これらはすべて、実際の現場で先輩の背中を見ながら、共に汗を流す中でしか受け継がれません。
若手大工たちが一歩ずつ成長し、一人前の職人として現場を任せられるようになっていく姿を見ることは、会社としての大きな喜びであり、誇りでもあります。

すべては、お施主様の「これから」の安心のために
私たちが自社大工の育成にこだわる最大の理由は、お施主様に「一生モノの安心」をお届けしたいからです。
自社で育てた大工だからこそ、村木建築工房が理想とする「体にやさしい自然素材の扱い方」や「高い耐震性を生み出す精密な施工」を隅々まで熟知しています。下請け任せにしない一貫した責任施工があるからこそ、私たちは自信を持ってお施主様に鍵をお渡しできるのです。
さらに、家は建てて終わりではありません。 10年後、20年後にメンテナンスやリフォームが必要になったとき、建てたときと同じ高い技術を持った大工がすぐに駆けつけられる体制があること。それこそが、私たちが地域に根ざす工務店として果たすべき責任だと考えています。
職人の息遣いが聞こえる家づくり
―― 建てるだけでなく、建てた後もずっと。
私たちが大工を「自社」で育てるのは、お引渡しをした後、そのお住まいを何十年先まで責任を持って見守り続けるためでもあります。いわば、地域の住まいを災害や経年変化から守る「守り手としての大工集団」です。
ホームページの特設ページでは、私たちが職人育成に注ぐ情熱や、現場で技を磨く大工一人ひとりの想いについて、今回のブログよりもさらに詳しくご紹介しています。
どのような職人たちが、どのような心構えで一本一本の木と向き合っているのか、ぜひその「手仕事の舞台裏」を覗いてみてください。
現場で見かけた際には、ぜひ職人たちのキビキビとした手仕事に注目してみてくださいね!
詳しくはこちら:守り手としての大工集団ページ

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