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2026.06.29 建築現場日記

【古民家再生】四季の景色を切り取る額縁。古い柱に馴染む最新の窓枠

「家の中で、一番好きな場所はどこですか?」

そう聞かれたとき、私たちは迷わず「窓辺」と答えられる家づくりを目指しています。

進行中の古民家再生プロジェクト。今回は、この住まいの心地よさと美しさを大きく左右する、最もこだわり抜いたポイントの一つ「開口部(サッシ)」についてお届けします。

景色を「ただ見る」から「切り取る」へ

古民家が持つ大きな魅力の一つが、豊かな自然や庭とのつながりです。 窓の役割は、ただ光を入れたり換気をしたりするだけではありません。四季折々に表情を変える庭の木々、刻一刻と移り変わる空の色を、まるで一枚の絵画のように室内に取り込むこと。それが、私たちが提案する「額縁としての窓」です。

今回の再生にあたり、無駄なラインを徹底的に削ぎ落とした最新の細枠サッシを採用しました。視界を遮るものを最小限に抑えたことで、窓を閉めていても外の美しい景色だけが空間にスッと浮かび上がります。

重ねた歳月が刻まれた柱と、最新サッシの美しい調和

今回の古民家再生で大きなテーマとなったのが、「歴史を重ねた素材と、現代のテクノロジーの融合」です。

長きにわたりこの家を支え続けてきた、深みのある古い柱。その圧倒的な存在感に対して、ピカピカとした金属質のサッシをそのまま合わせてしまうと、どうしても窓だけが浮いて、唐突感が出てしまいます。

そこで選んだのが、絶妙な質感を持つ最新のサッシです。

  • カラーの選定: 歳月を経て深みを増した木肌(古色)に自然と馴染む、マットで落ち着いたトーンをセレクト。
  • おさまりの工夫: 枠が主張しすぎないよう、壁や柱の内側にすっきりと隠す工法を取り入れ、まるで最初からそこにあったかのような一体感を生み出しました。

職人の手によって大切に残された古い柱と、現代の洗練された窓枠。新旧の素材が互いを引き立て合い、空間に心地よい緊張感と深い落ち着きを与えています。

見た目の美しさと、譲れない「快適性」

「昔の家は寒かったから、大きな窓にするとまた寒くなるのでは?」 そんな心配をされる方も多いかもしれません。確かに、古民家の弱点である「すきま風」や「寒さ」を解消することは、再生プロジェクトにおける最優先事項です。

しかし、そこは現代のテクノロジー。見た目はどこまでも繊細でスマートですが、機能は超一流です。 デザイン美を損なうことなく、高い断熱・気密性能を持つ最新の窓枠とガラスを採用し、現代の厳しい基準をしっかりとクリアしています。

「冬は暖かく、夏は涼しい。そして、目の前には最高のアート(景色)がある。」

古民家ならではの情緒はそのままに、魔法瓶のようにしっかりと温度を保つ、驚くほど快適に過ごせる空間が形になってきました。

一歩一歩、理想の住まいへ

古き良きものの味わいを大切に残し、受け継ぎながら、現代の技術で快適性をプラスする。 窓一つを変えるだけで、家での過ごし方や、そこから見える景色はガラリと変わります。

一歩一歩、完成へと近づいている古民家再生プロジェクト。 次回も、職人たちのこだわりが詰まった現場の様子をお届けします。どうぞお楽しみに!

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