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2026.07.13 建築現場日記

【古民家再生】木の生命力を受け継ぐ。板倉造り×古材再利用で叶える、過去と未来が融合する家

「地球上で一番長生きしている生物は何か、ご存じですか?」

正解は「木」です。たとえば屋屋久島の縄文杉は樹齢7000年以上といわれています。 そして木の本当に凄いところは、伐採されて「建築資材」になってからも、なお生き続けるという点にあります。

世界最古の木造建築である法隆寺は築1300年以上経っていますが、いまも柱にカンナをかけると新鮮な木の香りがするそうです。鉄やプラスチックは新築時が強度のピークですが、木材は時間とともにどんどん強度を増していく性質があります。

今回は、そんな木の秘められた力を活かし、築80年の旧宅の古材を最新の住まいへと美しく受け継いだ、過去と未来が融合する施工事例をご紹介します。

時間とともに強くなる古材の価値

「古い実家の木材を使うのは、もったいないから」 日本では昔から、新築やリフォームの際に古い木材を再利用する文化がごく当たり前にありました。

しかし最近では、木材が最も強度を増す前に建物ごと解体されてしまうケースが少なくありません。研究報告によると、たとえば樹齢100年のヒノキは、伐採されてから100年後に強度の頂点に達するといわれています。

古材を再利用することは、単に資源を大切にするというだけでなく、現代では手に入らない希少な木材を活かし、ご先祖様が残してくれた家の記憶を未来へ受け継ぐという、とても豊かな選択なのです。

ただし、古材を活かすには「材を見極める大工の目」と、歪みのある古い木を新しい建物にピタリとおさめる「高度な現物合わせの技術」が必要不可欠です。村木建築工房では、熟練の自社大工の手仕事によって、新築住宅のなかに情緒豊かな古材の空間を数多く実現してきました。

日本の原点「板倉造り」と古材の調和

今回ご紹介する住まいは、村木建築工房の真骨頂である「板倉(いたくら)の家」です。 正倉院などにも使われる伝統の板倉工法は、通常の3倍もの木材を使用するため、抜群の調湿性や耐震性を誇ります。

今回の施工事例では、この板倉造りの空間に、築80年の旧宅から受け継いだ梁や柱、建具を各所に再利用しました。

こだわり床材の使い分け: 1階の親世帯リビングには、圧熱加工を施して木目を美しく浮き立たせた杉板を、2階の子世帯にはナチュラルな杉板を採用。

五感で楽しむシンボル: 上下階を通る大黒柱には、当社の「伐採ツアー」にてお施主様ご家族自らが山で選んだ杉の大黒丸太柱を使用しています。

機能的な杉板収納: 収納スペースは天井・壁・床まですべてを杉板張りにすることで、木本来の防湿・防虫効果を最大限に活かしました。

家族6人が仲睦まじく暮らす、家事ラクな二世帯の間取り

このお住まいは、お互いのプライベートを尊重しあえる二世帯住宅です。

気兼ねなく暮らせるよう、共有するのは1階の玄関のみ。LDKや水回りは1階(親世帯)と2階(子世帯)でそれぞれ完全に独立した間取りになっています。また、リビングと和室はあえてつなげず、それぞれが独立した落ち着きある空間として設計されているのもポイントです。

玄関の突き当りには静かに作業ができる書斎スペースを確保したほか、村木建築工房オリジナルのスリッパラック付き玄関収納や、適材適所の造作家具など、大工の手仕事による使いやすさへの配慮が隅々まで行き届いています。

「今の暮らしに合わせたリフォームをしたいけれど、古い家だからと諦めている」 「冬の寒さをどうにかしたい、だけど思い出の詰まった実家を壊したくはない」

など、住まいに関するお悩みや疑問がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。 あなたとご家族のこれからの暮らしに寄り添う住まいを、私たちと一緒にカタチにしてみませんか?

一歩一歩、職人の手によって理想の住まいが形になっていく現場。 次回もこだわりの手仕事をお届けします。どうぞお楽しみに!

【もっと詳しく知りたい方へ】

私たちが大工を「自社」で育てるのは、建てる時だけでなく、お引渡しをした後もお住まいを何十年先まで責任を持って見守り続けるためでもあります。いわば、地域に根ざし、皆様の暮らしに寄り添い続ける「守り手としての大工集団」です。

ホームページの特設ページでは、私たちが職人育成に注ぐ情熱や、現場で古材と真剣に向き合う大工一人ひとりの想いについて詳しくご紹介しています。あわせてぜひご覧ください。

[ 詳しくはこちら:守り手としての大工集団ページ ]https://muraki-k.jp/carpenters-as-guardians/

[ 村木建築工房の家づくりへのこだわりはこちら ]https://muraki-k.jp/building/

[ お問い合わせ・家づくり相談会へのご予約はこちら ]https://muraki-k.jp/contact/

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