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2026.07.30 建築現場日記

【古民家再生】築90年の記憶を受け継ぐ。現代の技術で甦る「古民家再生の平屋」

日本の伝統的な木造住宅は、法隆寺や東大寺の正倉院に代表されるように、本来は千年以上の長寿命を誇る力強さを持っています。同様に、一般の古民家にも改修すればまだまだ何十年と使える上質な材がたくさん眠っていますが、多くは建物の解体時に廃棄されてしまうのが現状です。

昔の家に使われていた柱や梁は、今ではなかなか手に入らない肉厚な国産材ばかり。

今回は、そんな築90年の旧宅から受け継いだ貴重な古材をリユース(再利用)し、現代の最新テクノロジーと融合させた「平屋の二世帯住宅」の施工事例をご紹介します。

歴史を刻んだ古材と、新しい無垢材の美しい融合

一歩室内に入ると、90年の歴史が刻まれた古材と、清々しい新しい材木とが絶妙に融合した唯一無二の心地よい空間が広がります。

強度の増した天然乾燥材: 古民家の木材は時間をかけて自然に乾燥が進んでおり、木材として住宅に用いられてからも強度が増し続けています。傷や割れの一つひとつがお家の歴史を物語る風格となります。

五感で楽しむ無垢の床: 居住スペースの床には、贅沢に「無節のヒノキ無垢材」を使用。足の裏に吸い付くようなしっとりとした優しい感触に、誰もが心を奪われます。

体にやさしい健康的な住まい: シックハウス症候群や化学物質過敏症の心配がない古材や自然素材は、家族の健康を最優先にしたい方にとっても理想の選択肢です。

今回は、西側世帯のLDKに旧宅のヒノキの大黒柱や天井板、梁を再利用し、和室や納戸の引き戸には思い出のヒノキの建具を美しく組み込んでいます。

2つの世帯が快適に暮らす、平屋ならではの間取りアイデア

200坪以上の広い敷地に立つ、延床50坪超えのゆったりとしたこの平屋は、中央の玄関を共有する「完全分離型」の二世帯住宅です。それぞれのライフスタイルに合わせた間取りの工夫が随所に散りばめられています。

ゆったりとした時間が流れる「大人世帯スペース」

長年慣れ親しんだ旧宅の使い勝手や動線を取り入れつつ、これからの暮らしやすさを追求。主寝室と水回り・トイレ(車椅子対応の1.5畳)の動線を短くし、移動の負担を徹底的に軽減しています。6畳の和室には雪見障子と広縁を設け、まるで老舗旅館の一室のように心安らぐ空間に仕上げました。

築90年の歴史が刻まれた古材の風格を大切に残しながら、現代の平屋ならではの快適性とそれぞれの世帯に合わせた暮らしやすい間取りを両立させた今回の住まい。先人が遺してくれた良質な木材と大工の技が融合した、まさに村木建築工房らしい一棟です。

「今の暮らしに合わせたリフォームや建て替えをしたいけれど、古い家だからと諦めている」 「大切な実家の面影を残しつつ、冬の寒さをどうにかして快適に暮らしたい」

など、住まいに関するお悩みや疑問がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。 あなたとご家族のこれからの暮らしに寄り添う住まいを、私たちと一緒にカタチにしてみませんか?

一歩一歩、職人の手によって理想の住まいが形になっていく現場。 次回もこだわりの手仕事をお届けします。どうぞお楽しみに!

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