【古民家再生】古材の美しさに寄り添う。「杉板」で仕上げる快適な水まわり空間
現場では大工工事が着々と進み、室内の表情も少しずつカタチになってきました。
今回ご紹介するのは、新居の「洗面脱衣室」の様子です。
お写真をご覧いただくとわかるように、壁や天井の仕上げに贅沢な「杉板(すぎいた)」が隙間なく美しく施工されています。

実はこの「洗面所に杉板を使う仕上げ」は、今回の古民家再生だけでなく、村木建築工房の新築住宅でも大変ご好評をいただいている定番の仕様なのです。
「水まわりに木を使っても大丈夫なの?」「カビたり痛んだりしない?」とご質問いただくこともありますが、実は杉材こそ、湿度が高くなりやすい洗面所に最適な自然素材です。今回はその理由と魅力をご紹介します。

① 優れた「調湿効果」で、お風呂上がりの湿気を吸収、「ランドリールーム」にも大好評
杉などの無垢材には、ミクロの空洞がたくさんあり、まるで「天然の除湿機」のように空間の余分な湿気をぐんぐん吸収してくれます。
そのため、洗面所に隣接する「ランドリールーム(室内干しスペース)」の壁や天井にも杉板をご採用いただくことが多く、実際にお住まいのお客様からは「部屋干ししても洗濯物の乾きが早い!」「嫌な生乾き臭がしない」と大好評をいただいています。
共働きで夜に室内干しをするご家庭や、梅雨・花粉の時期でも、杉の調湿力と通気性のおかげでカラッと心地よく洗濯物を乾かすことができます。
また、表面に結露が起きにくいため、カビの発生を抑えて清潔な空気環境を保ちやすいのも大きなメリットです。
② ほっと一息。リラックス効果を高める「木の香り」
お湯に浸かってリフレッシュしたあと、脱衣室に出た瞬間にふわっと包み込まれる清々しい木の香り。
杉の木に含まれる香り成分(セドロールなど)には、自律神経を整えて交感神経の緊張をほぐす高いリラックス効果があると言われています。
毎日の洗顔やお風呂上がりの時間が、まるで森林浴をしているかのような癒しのひとときに変わります。
③ 年月とともに深まる「経年美化」
新築時の清々しい明るい木肌の美しさはもちろんですが、杉材の本当の魅力は10年、20年と時が経ったあとに現れます。
年月を重ねるごとに木肌がツヤを増し、まろやかな飴色へと変化していく姿は、既製品の壁紙では絶対に味わえない無垢材ならではの楽しみです。
古民家再生の佇まいにも、新築のモダンなインテリアにも、木の温もりは優しく溶け込みます。

ただ壁紙を貼る工事に比べ、一枚一枚の杉板の木目を見極め、反りや隙間が出ないように大工が手作業で貼り合わせていく作業には、確かな技術と手間がかかります。
ですが、毎日の生活で必ず使う洗面所だからこそ、足を踏み入れた瞬間に「あたたかい」「心地いい」と感じていただける空間にしたい。
そんな想いを込めて、村木建築工房では新築・リノベーションを問わず、職人の手仕事による木の住まいづくりをご提案しています。
「水まわりの湿気やカビに悩んでいる」「自然素材に囲まれた暮らしに憧れる」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
次回も、こだわりの現場の進捗をお届けします。どうぞお楽しみに!

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