【耐震リフォーム実例①】受け継がれた風格ある和室を、安心と快適が息づく住まいへ
10月に入り、朝夕は心地よい秋風を感じられる過ごしやすい季節となりました。
これまでブログで追ってきた古民家再生プロジェクトに続き、本日から新しい現場のストーリーをお届けします。
今回ご紹介するのは、先日無事に工事を完了いたしました「耐震リフォーム」のお住まいです。

工事前の和室の様子です。
格式ある床の間や違い棚、美しく組まれた天井や広縁など、建てられた当時の職人技とこだわりが随所に息づく、とても趣深い大空間でした。
しかし、昔ながらの伝統的な間取りは開口部(窓や建具)が多く、壁が少ない傾向にあります。
「この趣ある住まいをこれからも大切に受け継いでいきたいけれど、大地震への備えが不安……」
そんなお施主様の想いから、今回の耐震リフォーム計画がスタートしました。

耐震診断から導く、バランスの良い補強計画
住まいの耐震性を高めるためには、ただ闇雲に壁を作れば良いというわけではありません。
特に開放的な広間や広縁がある住まいでは、光や風の通り道、庭とのつながりを残しながら耐震壁をどこに配置するかが腕の見せ所となります。
私たちは精密な耐震診断を行い、建物の現在の強度や弱点を徹底的に検証。
- 構造のバランス計算: 偏りのない強度を確保するための耐震壁や金物の最適配置
- 空間の快適性の向上: 耐震補強と同時に、断熱性の向上や日々の暮らしやすさの見直し
目に見える意匠の美しさを損なうことなく、壁の奥や床下・天井裏に家族の命を守る確かな補強を施していきました。
この風格ある和室空間が、耐震補強を経てどのように安心で心地よい空間へと生まれ変わったのか――。
次回(10/19予定)は、リフォーム後の完成写真とともに、構造補強をどのように美しくデザインへ溶け込ませたのかを詳しくご紹介します。
(※来週10/12(月)は、現在進行中の「新築工事の現場レポート」をお届けいたします。どうぞお楽しみに!)

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