【耐震リフォーム実例②】伝統の趣を守りながら「制震ダンパー」と「断熱」で叶えた、安心・快適な大空間
秋も深まり、朝夕は心地よい肌寒さを感じる季節となりました。
前回の新築上棟レポートに続き、今回は10月5日のブログで「工事前(ビフォー)」の様子をご紹介した、耐震リフォーム物件の第2弾をお届けします。

建てられた当時の風格を宿す竿縁天井や床の間、趣ある建具。
今回のリノベーションでは、代々大切に住み継がれてきた「和の佇まい」をしっかりと受け継ぎながら、壁の塗り替え(白漆喰)や床板の張り替え、建具調整を行い、凛とした心地よい空間へと再生しました。
さらに北側には、化粧梁が広がる14帖の開放的な洋室(勾配天井)や、大容量のウォークインクローゼットを新たに整備。
現代の暮らしに寄り添う快適でゆとりのある間取りを実現しています。
しかし、今回のプロジェクトにおける最大のテーマは、この美しさと暮らしやすさを支える「確かな耐震性・断熱性の向上」でした。
見えなくなる壁の中に「耐震」+「制震ダンパー」を組み込む
開口部が多く、壁が少なかった昔ながらの開放的な間取り。
地震への強さを高めるため、構造計算に基づいて適材適所へ耐震壁(構造用面材)を新設・補強しました。
さらに今回は、揺れを耐える「耐震」だけでなく、地震の揺れエネルギーを効率よく吸収・ブレーキをかける制震ダンパー「DSダンパーTH」を組み込んでいます。
本震だけでなく繰り返す余震からも大切な建物を守り、将来にわたって安心してお過ごしいただける強固な構造へと進化させました。

自然素材の木質断熱材「シュタイコ」と高性能サッシで冬暖かく、夏涼しく
耐震補強と合わせて徹底的に見直したのが、住まいの「温熱環境」です。
壁や床を解体したタイミングで、木の繊維から生まれた高性能な木質断熱材「シュタイコ」を隙間なく施工。
さらに窓まわりには高断熱サッシを採用し、方角に合わせて日射取得型・日射遮蔽型を細やかに使い分けました。
「冬場の底冷えや夏の厳しい暑さ」という築年数を重ねた家特有の悩みを解消し、一年中エアコンに頼りすぎない心地よい温熱環境を整えています。
目に見える部分は漆喰やヒノキなどの自然素材が心地よく香る癒やしの空間。
そして壁や天井の奥には、最新の耐震・制震技術と高い断熱性能が詰まっています。
次回このお住まいのご紹介(11/23予定)では、職人技が光る和室と、光あふれる広縁の設えを詳しくお届けします。
(※来週10/26(月)は、現在進行中の「工事中リフォーム物件の解体現場レポート」をお届けいたします。どうぞお楽しみに!)

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