木の家って「お手入れ大変」なの?

メンテナンス 2025.07.29

私たち村木建築工房は、地元の天竜材を使って家づくりを行う地域工務店。構造材のように目に見えない部分だけでなく、内装材にもふんだんに本物の木を使っています。

そのようなスタイルの家づくりをご覧いただいたお客様から時折いただくのが

「木の家はお手入れが大変そう」
「メンテナンスに手間やお金がかかるのでは?」

 というようなご不安やご質問です。

確かに、無垢の木や漆喰などの自然素材は、傷がついたり色味が徐々に変わったり。石油由来の建材製品と比べると、その変化の幅は大きいように見えます。

ですが、実際に木の住まいに暮らしているご家族にお話を伺うと、

「思ったほど大変じゃない」
「むしろ手がかからない」

というようなご意見がほとんど。それどころか、木の家ならではの高耐久性や心地よさにより、日々の暮らしやメンテナンスが快適になっているケースが多く見られます。

今回は、木の家のメンテナンスに着目し、その実態やメリットについて詳しく解説します。

「木はお手入れが大変」という誤解

木の家を検討している方の多くが「無垢材は汚れや傷が目立ちやすいのでは?」と心配されます。たしかに、木はプラスチックや化粧シートに比べて柔らかく、爪や家具で傷がつくこともあります。

しかし、実はここがひとつのポイントです。木は、軽い傷や汚れなら自然に目立たなくなる素材なのです。

無垢材の床に浅い傷ができても、時間が経つにつれて周囲と馴染み、艶が増してほとんど気にならなくなります。これを「経年美化」と呼びます。

京都を始め、歴史ある都市には何十年、何百年と経った木の建築物が多々ありますが、それらを「傷だらけで汚いもの」と考える方はいません。

時と共に味わい深くなっていくのが、木でつくられた建物の一番の魅力と言えるでしょう。

そして、その魅力を保つのに、特別な手入れは必要ありません。おおらかな気持ちで、住まいが時を重ねるのを受け入れるだけでよいのです。

実際に必要なお手入れ

「維持するのが大変そう」というイメージとは裏腹に、木の家で日常的に行うお手入れは驚くほどシンプルです。

1. 日常の掃除は掃除機・乾拭きで十分

無垢の床や木の天井・壁は、基本的に掃除機やモップでホコリを取るだけでOK。水拭きは頻繁に必要ありません。

2. 素材によってはオイル掛け

オイル仕上げの床や柱なら、年に1〜2回ほど自然塗料のオイルを塗布すると、木に艶が出て撥水性もアップします。これも決して難しい作業ではなく、DIY感覚でできるお手入れです。

3. 傷やシミは「無理に消さない」

暮らしの中でついた小さな傷やシミは、家族の思い出のように自然と馴染んでいくのが木の魅力です。むしろ無垢材は「完全に新品のままを保つ」より、「味わいを育てる」のに向いています。

ちなみに、浅い凹みなら霧吹きで水分を含ませてアイロンで熱を加えると元に戻ることもあります。これは木が「復元力」を持つ自然素材だからこそできることです。

無垢の木の経年変化

木部は年月とともに、少しずつ色が濃く、深みを増していきます。新築時には明るい色合いだった床が、数年後には飴色に変わり、光沢を帯びていく様子は、木の家に住む楽しみのひとつです。

例えば、ヒノキやスギなら、白っぽい木肌から、徐々に温かみのある飴色に。オークやナラなら、落ち着いたブラウンがより深みを増し、高級感が出てきます。

人工的に作られた新建材のほとんどが「時間が経つと劣化して見える」のに対して、無垢材は「時間が経つほど美しく見える」という大きな違いがあります。

実際のお客様の声

弊社は30年近く、浜松地域で家づくりをしている地域工務店。当社で木の家づくりをしてくださったお客様の住まいも多数あります。点検や修繕などでお伺いするタイミングで拝見させていただくと、いっそう味わい深くなっていることが分かります。

「子どもの落書き跡も、今では思い出です」
「ほとんど手入れしていないけど全然平気」
「馴染んで、いい色になってきた」

上記のように、住まい手には仰っていただいています。

「高性能 × 木の家」の相性

最近は家づくりも進化していて、高性能住宅も普及してきています。村木建築工房が建てているのも当然、そのように高性能な住まい。

正しい知識と技術で建てられた住まいは、これまでの日本の住まいと比較すると断熱・気密・換気性能が格段に向上しています。

これにより、室内の温度や湿度が安定し、室内木部が過剰に乾燥や吸湿を繰り返すことも防げます。その結果として、

・木の収縮や反りが起こりにくい
・カビやシミの発生が抑えられる
・年中快適で、木の状態が安定する

このようなメリットが生まれています。

昔と比べて、さらに木を高耐久にできるような室内環境が実現しているということですね。木材そのものの吸放湿の性質とも相まって、より快適な空間にできるのもポイントです。

木の家の「本当のところ」をチェック

見た目だけでなく香りや手触りなど、木の性質は実際にその身で体感していただくのが一番。

私たちのショールームやモデルハウスでも無垢の木を始めとした自然素材をふんだんに使用しています。お手入れや経年変化が気になる方は、ぜひ直接ご覧になってみてください。

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