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家づくりを考え始めたばかりのあなた。住宅会社のスタッフから出てくる言葉が思ったよりも専門用語が多くて、戸惑ってしまっていませんか?
家づくりは「建築」という専門的な分野に属していますから、難しい単語が出てきてしまうのも致し方ありません。
この記事では「家づくりを進める際に最低限知っておいてほしい!」と私たちが思っていうる重要なキーワードについて、解説を交えながらリストアップしました。
理想の住まいをより具体的に描き、スムーズに家づくりを進めるために、これだけはチェックしておきましょう!
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断熱
断熱とは、外部からの熱の侵入や、内部からの熱の逃げを防ぐ技術のことです。家の快適性やエネルギー効率に大きな影響を与えます。
断熱性能が高い家は、夏は涼しく、冬は暖かい環境を保つことができ、エアコンや暖房器具の使用を減らすことができるため、電気代の節約にもつながります。
断熱材の種類には、グラスウールや発泡ウレタン、セルロースファイバーなどがあり、それぞれの特性を理解し、適切な場所に使用することが重要です。
気密
気密とは、家の隙間をできるだけ少なくし、外気の侵入や内部の空気の漏れを防ぐことを指します。
断熱と気密はセットで考えられるべき要素であり、気密性が低いと、どれだけ断熱材を使用しても効果が十分に発揮されません。
気密測定というテストで、家の気密性能を数値で確認することができます。一般的に気密性能は「C値」で表され、値が小さいほど隙間が少ない優れた気密性を示します。
許容応力度計算(きょようおうりょくどけいさん)
許容応力度計算は、建物にかかる荷重に対して、構造が安全に耐えられるかどうかを確認するための計算です。
地震や風などの自然力や、生活に伴う荷重を考慮して行われます。特に耐震性能を重視する場合、この計算は非常に重要です。
適切な設計が行われることで、地震の際に建物が倒壊するリスクを低減し、居住者の安全を守ることができます。
耐震等級
耐震等級とは、地震に対する建物の強さを示す指標です。
耐震等級1が最低基準で、耐震等級3が最も高い基準となります。等級3は、消防署や警察署などの重要施設と同じ基準で設計されるため、一般住宅としては最も地震に強い構造となります。
耐震等級が高い家は、地震の揺れに耐えるだけでなく、保険料の割引などのメリットもあります。
ZEH(ゼッチ)
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)は、省エネルギー性能を高め、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用して、家全体のエネルギー消費を実質ゼロにする住宅を指します。
政府の補助金制度もあり、環境に優しく、長期的には光熱費の削減にもつながるため、注目されています。断熱性や気密性に優れた設計を行うことが前提となります。
村木建築工房のZEH施工事例「子育て安心の木の家」
村木建築工房のZEH施工事例「平屋+ZEH」
村木建築工房のZEH施工事例「家族5人で快適な住まい」 など多数
パッシブデザイン
パッシブデザインとは、自然エネルギーを最大限に活用し、エネルギー効率の高い家づくりを目指す設計手法です。
例えば、南向きに大きな窓を設置して冬は太陽光で家を温め、夏は風の通りを考慮した間取りで涼しくするなど、人工的なエネルギー消費を抑えながら快適な住環境を実現します。
エアコンや照明に頼らず、自然の力を取り入れることで、ランニングコストの削減が期待できます。
UA値(ユーエーち)
UA値は、家の外壁や窓、屋根、床などからの熱の出入りのしやすさを示す数値です。
具体的には、建物全体の断熱性能を表す指標で、この値が小さいほど断熱性が高いことを意味します。省エネ基準を満たすためには、地域によって異なる基準値が設定されています。特に寒冷地では、UA値の低い家が望まれる傾向にあります。
耐火性能
耐火性能は、火災が発生した際に、どれだけの時間その火に耐えられるかを示す指標です。建物の構造や材料によって耐火時間が決められ、一般的な住宅では耐火建築物や準耐火建築物として分類されます。
火災による被害を最小限に抑えるためには、適切な耐火性能を持つ素材を使用することが重要です。
省エネルギー基準
省エネルギー基準は、住宅のエネルギー消費を抑えるために設定された基準です。
断熱性や気密性、設備のエネルギー効率などが考慮され、国が定めた基準を満たすことで、環境負荷の低い住宅を実現することができます。これにより、住まいのランニングコストが抑えられ、環境にも優しい住まいを提供することができます。
BELS(ベルス)
BELS(建築物エネルギー性能表示制度)は、住宅や建物のエネルギー消費性能を数値で示す制度です。
星1つから5つまでのランク付けが行われ、星が多いほどエネルギー効率が高いことを意味します。この表示によって、エネルギー性能に優れた住宅を選ぶ際の指標となります。特に省エネに配慮した家を建てたい場合、BELSの評価が高い住宅を目指すことが推奨されます。
社員大工(しゃいんだいく)
社員大工とは、工務店や住宅会社に雇用されている正社員の大工職人を指します。外部の下請け業者に依頼するケースとは異なり、社員大工は直接その会社に属しているため、会社の理念や品質基準に基づいて施工を行う点が特徴です。
社員大工のメリットは、施工の質が安定しやすいことや、長期的なメンテナンス対応がしやすい点にあります。施主としても、顔の見える関係を築きやすいため、信頼感が高まります。
持続可能性(SDGs)
持続可能性(SDGs)は、家づくりにおいても非常に重要な概念です。SDGs(Sustainable Development Goals)は、国連が掲げる持続可能な社会の実現に向けた17の目標であり、住宅業界においてもこの考え方が広まりつつあります。
例えば、環境負荷の少ない素材の使用や、エネルギー効率の高い設備の導入、廃棄物削減のためのリサイクル材の活用が挙げられます。持続可能な家づくりを行うことで、地球環境への配慮だけでなく、将来的なランニングコストの削減や、次世代への資産としての価値も高まります。
まとめ
家づくりは多くの要素が絡み合い、それぞれのキーワードを理解することで、住まいの質や快適性を向上させることができます。
断熱や気密などの基本的な性能から、耐震性や省エネ基準まで、しっかりと知識を持って選択を行うことで、理想のマイホームが実現します。
これらのキーワードを参考に、住宅会社との対話を深め、納得のいく住まいづくりを進めてくださいね。
また、安心して暮らせる村木建築工房の住宅仕様は以下のページからご確認いただけます。こちらも併せてご覧ください!
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