夏の「調湿」が重要! 浜松での家づくりに断熱材「シュタイコ」が最適な理由
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こんにちは、浜松市を中心にサステナブルな木の家づくりを追求している村木建築工房です。
今回のテーマは、私たちの住宅ラインナップ「自然に還る家」で標準仕様として採用している木質繊維断熱材「シュタイコ(STEICO)」のこと。特に、「夏のはたらき」について取り上げます。
浜松のように夏に高温多湿になる地域では、特にシュタイコの強みを発揮できるので、その原理なども踏まえてお伝えしていきますね!
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エアコンをつけてもなんだかスッキリしない、寝苦しい夜が続く…。その原因の多くは「湿度」にあります。
気温が高くなると、空気が含むことができる水蒸気の量が増え(飽和水蒸気量)、皮膚表面からの汗の蒸発が困難になります。
汗の蒸発による気化熱で体温を下げる機能が低下するため、結果として体感温度が上がり、蒸し暑く感じられるのですね。
つまり、「熱」だけでなく「湿気」をどう制御するかが、夏の住まいの快適さを左右するということ。
最も効果的なのは空調による除湿(冷房)ですが、湿気の多い外気を室内に入れないための壁の構成や、素材による吸放湿なども組み合わせれば、さらに快適な室内環境をつくることが可能です。
住まいの快適性、とくに日本の夏の蒸し暑さをどう抑えるかという点で、調湿性を持つ断熱材選びというのも重要なポイントなんですね。
そして、私たちが使っているシュタイコは、特にその湿度調整機能が優れているわけです。
断熱材の調湿性は、その素材によって大きく異なります。
一般的な断熱材の多くは、グラスウールやウレタンフォーム、発泡スチロールなどの化学素材です。
プラスチックやガラスなどをイメージいただきたいのですが、これらの素材は当然、湿気をまったく吸いません。
一方でシュタイコは、天然木を繊維状にした自然素材の断熱材。木が本来もつ「湿度を調整する力」をそのまま保持しており、室内の空気が湿っていれば水分を吸収し、乾燥していれば放出するという働きをします。
この「調湿性(バッファー機能)」こそが、シュタイコが持つ最大の特徴と言えるでしょう。
シュタイコは、木を細かく繊維状に加工し、それを圧縮成形してつくられた断熱材。木の細胞壁には多数の微細な孔(細孔)があり、水分子を一時的に蓄えることができます。
この構造はスポンジのように機能し、空気中の水蒸気を吸収・放出して湿度を調整するのです。
しかも、繰り返し吸湿・放湿を行っても性能が劣化しません。化学素材では再現できない「木の呼吸力」とでも言うべきものなんですね。
・湿度が高い時には水分を吸収して空気をサラッと
・乾燥している時には蓄えた水分を吐き出して潤いを
そんな風に、自然とバランスを取ってくれる優れものです。昔ながらの土壁や木の住まいが持つ自然な空気感を再現していると言ってもよいかもしれません。
一点、誤解がないようにしなければいけないのですが、近年の夏は非常に高温多湿ですし、シュタイコだけで快適な湿度環境をつくることはできません。
エアコンの除湿や、湿気の流入を防ぐための壁構成が最重要ではあるものの、シュタイコがあることで、さらに快適な空気をつくりやすくなると、そう考えていただければよいでしょう。
シュタイコは高い調湿性に加えて、熱容量(蓄熱性)にも優れています。
熱容量とは、「その断熱材がどれだけの熱エネルギーを蓄えることができるか」を示す物理的な性質のことです。
太陽熱は昼間に屋根や外壁を通して伝わってきますが、熱容量が大きい断熱材は熱を一時的に蓄えて、室内に伝えるまでの時間を大きく遅らせてくれます。
これにより、昼間の猛暑がそのまま室内に届かず、一日を通じて均一な室内温湿度を保ちやすくなるのです。
似たような用語として「熱伝導率」というものがありますが、こちらは熱の伝わりやすさを表す指標。低いほど断熱性能が高いものですが、こちらは「冬の保温」に影響のあるものです。
熱をため込む能力である「熱容量」とは、似て非なるものなので注意してください。熱容量は、数値が大きいほど熱を遅らせるもので、「夏の遮熱・遅延」に効果があります。
湿気を適切にコントロールできない場合に起こるのが壁内での結露現象。これは、家の寿命を大きく縮める原因になります。
夏、多量の水蒸気を含んだ外気は、壁を通して室内側に移動してきます。素材による透湿・防湿などが上手く働かない場合、壁内に湿気が滞留して結露が発生し、柱や梁が腐食するリスクが高まります。
腐食してしまえば当然、期待される構造強度を保ち続けることはできません。震災時に命と暮らしを守れるかどうかに関わりますから、とりわけ注意すべきことなんですね。
シュタイコのように調湿性能がある断熱材を用いると、壁内に滞留した水分が断熱材自体に一時的に吸収され、乾燥時に排出されるため、内部結露の発生リスクを大きく下げることができます。
つまり、シュタイコは人だけでなく、家にもやさしい断熱材だといえるのです。
自然素材の家づくりを行う工務店だからこそ、断熱材まで自然由来のものを使いたい。それが私たちの考え方です。
100年の月日が経ち、やがて建物が解体される際にも自然に還元できるような材料を「サステナブル」と呼ぶことができます。
シュタイコはヨーロッパではすでに主流の環境建材として評価されており、カーボンニュートラルの実現にも寄与しています。
いずれにしても、夏の住まいの快適さを本質的に改善したいなら、「断熱性能」だけでなく「調湿性能」に目を向けることが重要です。
シュタイコは、熱と湿気の両方をコントロールできる、稀有な自然素材の断熱材。その快適性を、ぜひ村木建築工房の平屋モデルハウスで体感してみてください。その調湿性能を体感できる真夏は、特におすすめの季節です!

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